【特別対談】Box × エクストレージで中堅企業のIT課題に向き合う

「Boxは大企業向けのサービスでは?」「Microsoft 365があれば十分では?」「導入に時間もコストもかかりそう……」
情報システム担当者なら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
しかし現実は違います。従業員500名規模であれば、契約翌月に全社展開が完了したケースがあります。導入期間はわずか1〜2週間。しかもコストは、想像よりずっと抑えられます。
Box Japanでコマーシャル営業を統括する松田さんと、Box導入支援を行うエクストレージの林さんに、中堅企業の情報システム担当者が知っておくべきリアルな話を聞きました。
Box Japan × エクストレージ
それぞれの強みで、中堅企業の導入を支える
― まず、お二人のご紹介をお願いします。
松田(Box Japan):
Box Japanでコマーシャル営業を統括しています。私のチームでは従業員数1名から2000名規模の企業を担当しており、今年からは特に300名〜2000名のミッドマーケット層に向けて専任組織を立ち上げ、戦略的にアプローチを強化しています。
パートナー企業様と一緒にこの市場を開拓していくのが、今の私たちの大きなミッションです。
林(エクストレージ):
エクストレージでBox関連ビジネスの営業を統括しています。大手SIer出身で、Box Japanさんとは10年以上のお付き合いになります。Box Japanがまだ20名規模だった頃からご一緒しており、現在は3年連続でゴールドパートナーの認定をいただいています。
私たちはライセンス販売にとどまらず、Box導入をスムーズにするための独自ツールの開発・販売も手がけており、ライセンスと技術の両面でBoxの普及に貢献しています。
― お二人が連携して中堅企業市場に取り組む背景を教えてください。
松田(Box Japan):
中堅企業への導入を進めるうえで、私たちだけではどうしても手が届かない部分があります。大手企業と違い、中堅企業はITリソースが限られているので、ライセンスを提案するだけでなく、システム導入まで一気通貫でサポートできるパートナーが欠かせません。
エクストレージさんは大企業インフラの知見を持ちながら、中堅企業に寄り添った提案ができる稀有な存在です。
林(エクストレージ):
ありがとうございます。私たちとしても、Box Japanさんのインサイドセールス部隊の存在は大きい です。代表や担当者へのアウトバウンドアプローチを得意とする彼らが商談の入り口を作ってくれて、私たちが導入・構築の部分を担う。この役割分担がうまく機能しています。

エンタープライズは大手企業7〜8割、中堅企業はまだ2割。
ここに次の市場がある
― ミッドマーケットへの注目が高まっている理由を教えてください。
松田(Box Japan):
エンタープライズの大手企業への導入は、日経上位の主要企業で見るともう7〜8割に達しています。一方、中堅・中小企業の導入率はまだ2割程度。日本の企業数で見れば、ここが圧倒的なボリュームゾーンです。加えて今、大手企業がBoxを使ってサプライチェーンの取引先とコラボレーションし始めるという現象が起きています。大手と取引している中堅企業にとっても、Boxへの対応が求められる場面がこれから急速に増えていくはずです。
林(エクストレージ):
その流れに拍車をかけているのが、経済産業省が打ち出したセキュリティ評価制度です。2026年10月頃から運用が始まり、評価制度に基づく一定の基準を満たした企業でないと取引しないという動きが大手企業の間で広がっています。中堅企業にとってセキュリティ対応はもはや他人事ではありません。
松田(Box Japan):
おっしゃる通りです。Boxはデータ暗号化やアクセス制御、詳細なログ管理など高度なセキュリティ機能を標準で備えており、こうした制度対応にも有効です。セキュリティ強化を起点にBoxの導入を検討し始めた中堅企業からのお問い合わせは、実際に増えてきています。
林(エクスト レージ):
私たちへの相談も同様です。以前はファイルサーバーの移行がきっかけになるケースが多かったのですが、最近はセキュリティ対応やサプライチェーン上の要請をきっかけに動き始める企業が増えてきたという印象があります。外からの圧力が、導入の後押しになっているんだと思います。

中堅企業がBoxの導入で直面する課題と、導入後の活用ギャップ
― 中堅企業でBox導入を進める際に、どんな壁にぶつかることが多いですか?
松田(Box Japan):
大きく3つあります。
1つ目はITリソース不足です。情報システム担当者が少ない中で、ファイルサーバーの見直しはどうしても優先順位が下がりがちです。
2つ目はMicrosoft 365との棲み分けの説明です。「SharePointやTeamsがあるのになぜBoxが必要なのか」という疑問は必ず出てきます。これを経営層にも納得してもらえる形で説明できるかどうかが、導入の可否を大きく左右します。
3つ目はクラウドへの漠然とした不安です。特にファイルの外部共有に対して「情報が漏れるのでは」という心理的ハードルを持っている企業がまだ多い。
林(エクストレージ):
3つとも本当によく直面する課題です。特にMicrosoft 365との棲み分けについては、以前Microsoftの製品を担当していた経験から「なぜBoxが必要か」を経営層に通せるストーリーラインごと一緒に設計するのが私たちの役割だと思っています。
技術的な説明だけでなく、上司を説得するための資料作りまで含めてサポートしています。
松田(Box Japan):
そこはエクストレージさんの大きな強みですよね。単にSEを派遣できますというだけでなく、導入までこぎつけるための社内調整まで手伝ってもらえる。これは他のパートナーにはなかなかできないことです。
林(エクストレージ):
加えて、導入後の活用ギャップも見逃せない課題です。Boxを導入していても外部共有機能を使っていない企業が非常に多いんです。Boxには共有リンクなど外部との安全なファイル共有機能があり、これこそBoxがコラボレーションツールと呼ばれる最大の強みです。それなのに「情報が漏れるのでは」という漠然とした不安から機能をオフにしたまま使っている企業が多い。
Boxは標準機能でもログ取得やアクセス承認のステップを設定できるので、セキュリティを担保しながら安全に外部共有ができます。せっかく導入したのに、ただのクラウドストレージとして使っているだけでは本来の価値の半分も引き出せていません。
松田(Box Japan):
本当にもったいないですよね。Boxは外部とのコラボレーションを安全に行うためのツールでもあります。
取引先や外部パートナーとのファイルのやり取りをセキュアに、かつスムーズに行えるという点は、導入時にしっかりお伝えしていきたいポイントです。

エクストレージのBox導入支援
独自ツール開発力とサポート体制
― エクストレージ社のBox導入支援は、具体的に何が違うのでしょうか。
林(エクストレージ):
一番の強みは導入までの速さとコストの低さです。私たちは「行き着くゴールは同じ」という考え方で動いています。どんなに悩んでも最終的な着地点は見えているので、最短ルートをご提案します。1〜2週間での導入完了、500名規模なら契約翌月に全社展開というケースも実際にあります。年間40社以上の導入実績があるのも、このスピードと低コストがあってこそです。
松田(Box Japan):
このスピード感は本当 に際立っています。中堅企業の情報システム担当者はただでさえ業務が多い。導入に時間がかかればかかるほど、担当者の負担になってしまいます。エクストレージさんが短期間で確実に完了してくれるというのは、お客様にとって非常に大きなメリットです。
林(エクストレージ):
ありがとうございます。もう一つの大きな強みが独自ツールの開発力です。
Boxの標準機能だけでは対応しきれない部分を補うためのツールを自社で開発・提供しています。お客様から「こんな機能があればいいな」という声をいただいたら、案件をクロージングしながら開発してリリースしてしまうこともあります。国内大手SIerからも注目いただいているのは、「大手でも持っていないツールを作っている」からです。
松田(Box Japan):
BoxのAPIを深く叩き込んで、他社が作れないものを作れる技術力がある。これはBoxにとっても非常に心強い存在です。ツールの充実がBoxの活用範囲を広げてくれるので、私たちとしても一緒に市場を育てていけるパートナーだと感じています。
林(エクストレージ):
加えて、フォルダ設計とアクセス権設計のノウハウも私たちの強みです。Boxはファイルサーバーに似ていますが、権限の持ち方やフォルダ構造に独自の癖があります。ここを最初に間違えると後から修正が大変です。
多くの企業の導入を通じて業種・規模・用途ごとに「こうあるべき」という設計パターンを蓄積しており、答えを持っているから早くて確実な導入ができます。サポートはSlackで随時対応しており、私たちの会社はコテコテのエンジニア集団なので、OSレベルの深い技術質問にも即答できます。単純な使い方の質問から、システム連携の複雑な相談まで、どんな内容でもお気軽にどうぞ、というスタンスで仕事をしています。

小規模スタートからAI活用基盤まで
Boxの拡張シナリオ
― 中堅企業のBox導入は、この先どう広がっていくと見ていますか。
松田(Box Japan):
Boxというと「全社の基盤を変える大プロジェクト」というイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。特定の部門で外部とのファイル共有に困っているなら、まずそこだけで始めていただいて構いません。現場の一部門からスモールスタートして、そこから自然に全社へ広がっていくケースがほとんどです。「ちょっと試してみようかな」くらいの気持ちでお気軽にご相談してもらえればと思っています。
林(エクストレージ):
「難しそう」「うちには大げさかな」と思っている方こそ、ぜひ一度体験してみてほしいですね。使い始めたら「なんでもっと早く使わなかったんだろう」という声を本当によくいただきます。1〜2週間で導入まで完了できますし、答えはすべて持っています。
松田(Box Japan):
そしてもう一つお伝えしたいのが、BoxはAI活用の基盤になるという点です。今エンタープライズを中心にAI活用への関心が急速に高まっていますが、この波は1〜2年以内に必ず中堅企業にも到達します。Boxにデータを集約しておくことで、AI活用をすぐに始められる環境が整います。古いIT資産の刷新と、将来のAI活用準備を同時に実現できるのが、今Boxを導入する大きな理由のひとつです。
林(エクストレージ):
まったく同感です。クラウドに一元管理されたデータが、次のステップへの大きな資産になります。小さく始めて、着実に育てていく。その伴走を私たちがしっかりお手伝いします。まずはお気軽にご相談ください。

